2023年03月19日
十三詣りって、なんだろう？
目次
- ○ 十三詣りの歴史って何？
- ○ 何故、京都の十三詣りが有名なのでしょうか
- ・法輪寺が有名な理由ってなんだろうか？
- ・渡月橋を振り返らずに渡らないとならないのは、どの様な理由があるのか
- ○ 中振袖を十三詣りに着るということ
- ・十三詣りで日本髪を結うのは何故？
- ・十三詣りの日本髪にオススメな髪飾り
- ○ これから十三詣りをされたい方に
- ・着物の準備
- ○ わわび写真美容事務所にできること
十三詣りの歴史って何？
「十三詣り」とは、日本の神道において、元々は13歳の男子が神社に初めて参拝することを指します。これは、男子が成人に達する前に神の存在を認識し、自己の信仰心を深めるための儀式として行われています。
十三詣りは、古くから行われている日本の風習の一つであり、起源は定かではありませんが、奈良時代から行われていたとされています。当時は、「十歳詣り」として行われていましたが、次第に年齢が上げられ、「十二詣り」、「十三詣り」となっていったとされています。
現在でも、十三詣りは多くの神社で行われており、家族や地域の人々が一緒に神社に参拝し、神様に感謝の気持ちを伝えるとともに、男子が社会人としての心得を学ぶ機会としても位置づけられています。
何故、京都の十三詣りが有名なのでしょうか
「十三詣り」とは、母親が子供の成長を祈願して、子供が13歳になったときに、十三参りとも呼ばれるお参りをする風習のことです。この風習は日本各地に存在しますが、京都が特に多い理由についてはいくつか考えられます。
一つ目は、京都が古くから文化の中心地であり、神仏習合の影響が強かったことが挙げられます。京都には多くの神社仏閣があり、また、京都御所や各貴族の邸宅があったことから、人々の間でお参りする習慣が根付いていたと考えられます。
二つ目は、京都には伝統的な町家が多く残っており、家族の絆を大切にする風土があることが挙げられます。家族の絆を深めるために、子供の成長を祝う儀式が行われることが多かったと考えられます。
三つ目は、京都が古くから交通の要所であったことが挙げられます。多くの人々が行き交う場所であったため、様々な地域の文化が交わり、十三詣りという風習が広がったと考えられます。
この様な理由から、京都での十三詣りが盛んであるとされています。
法輪寺が有名な理由ってなんだろうか？
法輪寺が十三詣りで有名な理由は、同寺に十三仏霊を祀っているからです。
十三仏霊とは、お釈迦様やその弟子たち、さらには諸天や菩薩など、13の仏様が合わさったもので、それぞれの仏様にご利益があるとされています。
法輪寺は、平安時代の弘仁6年（815年）に、空海（弘法大師）によって創建されました。当初は、真言宗の寺院でしたが、後に天台宗に改宗し、現在に至っています。
法輪寺には、十三仏霊を祀る十三重塔があり、毎月13日には、参拝客が多数訪れて、十三詣りを行います。参拝者は、塔内で13回お参りをすることで、13の仏様のご利益を受けることができるとされています。
また、法輪寺の境内には、秘仏として知られる十三仏霊像も安置されており、十三詣りに訪れた参拝者は、この仏像にもお参りをすることができます。これらの理由から、法輪寺は十三詣りで有名な寺院となっています。
渡月橋を振り返らずに渡らないとならないのは、どの様な理由があるのか
十三詣りは、13歳の女の子が成人式に向けて初詣に行く日本の伝統的な行事です。渡月橋は、
「渡月橋を振り返ってはいけない」というのは、十三詣りに参加する女の子たちに対する伝統的な教えです。これは、過去を振り返ることで未来を悔やむことなく、前向きに未来に進んでいくことを意味しています。
また、渡月橋は、愛と別れの橋とも呼ばれており、橋を渡ると縁が切れると信じられています。ですから、渡月橋を振り返ることで、今後の恋愛運に悪影響が出る可能性があるとされています。
つまり、「渡月橋を振り返ってはいけない」という教えは、過去を悔やんだり、恋愛運を妨げることがないようにという願いが込められているのです。
中振袖を十三詣りに着るということ
「中振袖」とは、女性が成人式前に着る振袖の一種で、13歳の十三詣りの際に着用されるものです。
十三詣りで中振袖を着る理由には、以下のようなものがあります。
女性の成長を象徴するものとして、振袖の中でも特別な存在とされています。
十三詣りは女性の成人式に先立つ、重要な節目の行事です。中振袖を着ることで、成人式に向けた準備の一環として、着物に慣れ親しむことができます。
振袖は一般的に、成人式で着用するものとされていますが、十三詣りで中振袖を着用することで、成人式に向けた着物の選び方や、着こなし方などを学ぶことができます。
十三詣りは、女性が健康や幸せを祈願する大切な行事です。中振袖を着用することで、清らかな心で神社や寺院を訪れ、神様からの祝福を受けることができます。
以上のような理由から、十三詣りで中振袖を着用することが一般的となっています。
十三詣りで日本髪を結うのは何故？
十三詣り」とは、13歳の女の子が神社や寺院を訪れ、女性として節目を祝う大切な行事です。
これは、13歳が女性としての大切な節目であるとともに、成人式や結婚式など、重要なイベントに向けて日本髪を結う習慣があることから、その前段階としての儀式的な意味合いがあると考えられています。
また、日本髪は、古来からの日本の文化や美意識を表す髪型であり、美しい髪飾りやかんざしとともに、女性の美しさを引き立てるものとして、伝統的に重んじられてきました。十三詣りで日本髪を結うことは、女性としての美しさや儀式的な意味合いを表すと同時に、伝統的な日本文化を守り継ぐ意識の表れでもあります。
十三詣りの日本髪にオススメな髪飾り
十三詣りの日本髪におすすめな髪飾りとしては、次のようなものがあります。
基本的には、3点セットになっているものや5点セットになっているものが多いです。
それプラス、前髪と髷に付ける鹿の子になっております。
絶対にこれというのでわなく、お母様やお婆様の代々お使いの髪飾りやお誂えてや、数が足らなくても想いを尊重しても良いのかなと思っております。
かんざし：十三詣りには、黒漆塗りのかんざしや、金属製のかんざしを選ぶとよいでしょう。特に、落ち着いたデザインのものがおすすめです。
かつら飾り：かつら飾りは、着物に合わせた装飾品として人気があります。金属製のものや、絹のリボンを結んだものがあります。
かんぬき：かんぬきは、髪をまとめるための小さな飾りです。簪やかんざしと同様に、和装に合わせて選ぶとよいでしょう。
かぶと飾り：かぶと飾りは、古くから伝わる和の髪飾りです。金属製のものや、ビーズなどを使ったものがあります。
これらの髪飾りは、落ち着いた雰囲気の和装に合わせることで、十三詣りの日本髪にぴったりです。また、季節に合わせて花や葉っぱなどの自然素材を使った髪飾りもおすすめです。
これから十三詣りをされたい方に
十三詣りは、日本の伝統的な行事の一つであり、子どもが成長する節目のお祝いです。この行事には、家族や親族、友人たちが集まって、子どもの成長を祝い、健康や幸せを願うという意味が込められています。もし、十三詣りをやりたいと思っている方がいらっしゃるのであれば、以下のことを考えてみてはいかがでしょうか。
まずは、十三詣りを行う場所を決めます。一般的には、神社や寺院で行われることが多いですが、自宅や公園などで行うこともできます。また、お祝いを行う日程や時間も決めておきましょう。
そして、お祝いの準備をします。お祝いには、お参りや祈りを行ったり、お祝いの言葉を贈ったり、食事やお菓子を振る舞ったりすることが一般的です。また、十三詣りで贈り物をする場合は、お祝いの相手に合ったものを選ぶようにしましょう。
最後に、お祝いを行います。招待した人たちと一緒に、子どもの成長を祝い、健康や幸せを願いましょう。その後は、一緒に食事やお菓子を楽しんだり、お祝いの言葉を交わしたりすることができます。
以上のように、十三詣りを行うには、場所や日程、参加者の招待、お祝いの準備、お祝いの行いなど、いくつかのポイントに注意する必要があります。しかし、大切な人たちと一緒に、子どもの成長を祝い、健康や幸せを願うことができるので、ぜひ素敵なお祝いを行ってみてください。
着物の準備
最近は、十三詣り様の中振袖の他に袴や、振袖でお参りにいかれる方も増えてきました。
いくつかの例をご紹介いたします
１、着物店でレンタルをしてお詣りに行く
事前に日程に合わせて、衣装レンタルをされている方が多いようです。
２、卒業式で袴を着るので、そのタイミングで十三詣りのお詣りに行く
年齢の丁度この歳になりますので、そこに合わせていかれる方もいらっしゃいます。
３、母やお婆様の振袖を着る
今のお子様たちは、昔に比べて背が大きいので、成人式には着れないかもしれなしので十三詣りで
振袖を着用する方
４、お誂えでお仕立てをする
この日の為に誂えて、この子のためのお着物になります
代々引き継いでいけるのかなと思います
どのような、着物でなくてはいけないというものは、本当は少なからずあります。
伝統や文化に沿っていくと、そうしないとならないのかもしれませんが中振袖でなくて、洋服であってもお参りや、その時に今までの成長やこれからの成長を願うということのが重要と思います
わわび写真美容事務所にできること
わわび写真美容事務所の特徴は、プランから一緒に相談しながら決めることができることと、出張お支度をメインとしておりますので、ご希望の想いやプランに合わせることが可能です。
着物のお手配やレンタル、髪飾り、出張お支度、記念撮影、アルバム制作など
基本全ての思い出づくりのご希望を叶える為に、お客様お一人お一人に合わせてオーダーメイドのプランを組み立てていきます。
私自身が、日本髪結髪、着付け師、ヘアメイク、カメラマンをしております
全て一人やお支度をする場合もありますが、「わわび」には、それぞれのその道のプロが協力してくれております。
色々な面での信頼をおけます技術者さんに、ご希望のプランでお支度人数やお時間的に厳しい場合や、私よりもこのご希望のイメージであれば、この方に行って欲しいなという場合に、お願いしています。
誰でも、日程が合うスタッフに行ってもらおうではなく、得意苦手分野を含めてお力をお客様の為に発揮できるように組み立てております。
お客様には、なんでもご希望は教えて欲しいと思っております
どんな些細なことでも、お伝えしていただけたら幸いです。
お祝いの日にみなさまにお会いできるのを楽しみにしております
わわび写真美容事務所 代表 大鷲
